「麒麟がくる」の駒の正体はお妻木殿?明智光秀を支えた女性達と琵琶湖の女神
2021/01/24
大河ドラマ「麒麟がくる」を毎週楽しみに観ています。
ドラマもカウントダウンモードに入り、あと残り4話となりました。
本能寺の変に向けて、ドラマも面白くなってきましたね。
2月7日が最終回です。
「麒麟がくる」はコロナ禍での中断や台風の被害にも襲われ、全話無事に放送されるか心配でしたが、予定通り全44話放送されることになり、本当に良かったです(^^)
また、コロナの影響で、合戦のシーンが少なくなり面白くなくなったという方もおられるかと思います。
ですが、合戦のシーンが撮影できなくなったことも私は意味があると思います。
明智光秀は、争いのない平和な世界を目指していたのだから、それも必然的に起こったような気がします。
今、確実に争いよりも平和の世界を望んでいる明智光秀の風が吹いています。
誇り高く信念を持ち、平和な世の中になってほしいと心から願っている人たちは、明智光秀の思いに共鳴することでしょう。
明智光秀が目指した世界とは?の記事↓
ドラマのストーリーについては賛否両論ありますが、明智光秀は謎が多いだけにストーリーを作るのも難しいでしょうし、架空人物を使ってストーリーを組み立てることも必要なのだと思います。
駒さんのような、明智光秀をサポートする架空人物も必要なのでしょうね。
実際、明智光秀は立場の弱い人たちや領民目線で物事を見ていた方なので、そういった人たちに影で支えられていたのではないでしょうか。
明智光秀を支えたお妻木殿の存在と駒さんについて
私が気になっていたのは、明智光秀を支えたと言われいる「お妻木殿」という女性の存在です。
お妻木殿は、本能寺の変が起きる少し前に亡くなっています。
お妻木殿は明智光秀と深い繋がりがあり、本能寺の変にも大きな影響を与えたと言われています。
そのお妻木殿が大河ドラマで登場するか気になっていたのですが、どうも登場しなさそうですね。
明智光秀に影響を与えた女性というところから考えると、私は架空人物とされる駒さんが、お妻木殿として描かれているのかな~と思っています。
もしかすると駒さんの正体は、お妻木殿なのか・・・
ここでお妻木殿について、もう少し詳しくお話しします。
お妻木殿は、戦国時代に活躍したとされる女性で、明智光秀の妹だと言われています。
実の妹か、義理の妹だったのかはわかりません。
私は、明智光秀の妻である煕子さんの妹ではないのかな~と思っています。
また、お妻木殿は織田信長のお気に入りの女性で側室だったという説もあります。
興福寺と東大寺の揉め事が起きた際、お妻木殿は織田信長の使者として、興福寺と東大寺の調停役を務めていました。
当時、お妻木殿は唯一の女性使者だったそうです。
お妻木殿が仲介にはいって話をまとめた後、兄の明智光秀が実務にあたっていました。
煕子さん亡き後、明智光秀を支えた女性の一人であったことは間違いありません。
お妻木殿は、織田信長とも明智光秀とも近い存在だったので、二人の関係の調整役を担っていたのだと思います。
その、お妻木殿は1581年8月に亡くなっています。
お妻木殿が亡くなったとき、明智光秀はかなり落ち込んだそうです。
その後、明智光秀と織田信長との関係が悪くなっていったのかもしれません。
お妻木殿が亡くなった10か月後(1582年6月)に、本能寺の変が起きました。
翌年に本能寺の変が起きていることから考えると、お妻木殿の死が、本能寺の変に関係している可能性が高いように思います。
本能寺の変は、琵琶湖の女神(薬師如来)が関係してる?!
また、お妻木殿が亡くなる前に起きたとされる、織田信長の女房達の「御成敗」事件も気になります。
「御成敗」事件は、織田信長の琵琶湖の竹生島参拝がきっかけで起きました。
織田信長が竹生島参拝で留守の時に、織田信長の女房達が、仕事をさぼって桑実寺にお参りに行ったことを、織田信長が怒り、女房たちや桑実寺の高僧たちを成敗したという事件です。
桑実寺は、瑠璃色に光る琵琶湖の薬師如来がご本尊です。
このお寺には、天智天皇の四女、阿閉皇女の病気回復を祈願した際、琵琶湖が瑠璃色に光り、琵琶湖から薬師如来が降臨し、阿閉皇女の病気を治したという伝承があります。
この事件が本当なら、本能寺の変も琵琶湖の女神が大きく関係しているのかもしれませんね。
たしか、比叡山焼き打ちの際、唯一免れた瑠璃堂のご本尊も薬師瑠璃光如来でした。
この薬師瑠璃光如来は、左手に薬壺、右手に薬指を曲げて病を治してくれると言われています。
そういえば、麒麟がくるに登場している駒さんも薬を作っていますよね。
琵琶湖の神は、薬師如来と関係があるのかもしれません。
そういうことから考えれば、駒さんが重要な役柄とされているのも理解できます。
もしかして琵琶湖の女神が薬師如来に姿を変えて、この時代を動かしていたのかもしれません。
薬師如来が本能寺の変の鍵を握っているのでしょうか?
聖衆来迎寺で見つかった仏画
最近「福月真祐大姉」という煕子さんの戒名が書かれている仏画が聖衆来迎寺で見つかりました。
聖衆来迎寺は坂本城の近くにあるお寺です。
この仏画は、どのような経緯で寄進されたかはわかりませんが、1581年8月秋分の日に寄進されたものだそうです。
1581年8月といえば、お妻木殿が亡くなった時ですね。
この仏図の裏には、
『天正9年8月に、福月真祐太姉ら四人を供養する』ような事が書かれていたそうです。
四人の内の一人は、お妻木殿だと思います。
今、明智光秀を支えた女性たちのエネルギーも大きく動き出しています。
私的には、煕子さんやお妻木殿は巫女的な能力を持っていたのではないかと思っています。
巫女的な能力を持ち陰陽道をよく知っていたように思います。
妻木煕子さんの記事はこちら↓
機物神社、明智光秀ら戦国武将が求めた織姫のエネルギーの秘密とは?
戦国時代は多くの武将は、宇宙のパワーを利用していました。
どの武将も霊能力のある巫女を、傍に置いていたと言われています。
煕子さんとお妻木殿の生まれた場所が妻木城ならば、妻木城の磁場は宇宙と繋がる場所なので、二人とも強い宇宙のエネルギーを受けて生まれてきた女性です。
妻木城を訪れた時の記事はこちら↓
妻木城跡と城山八幡神社、十字のくさび跡 花崗岩に隠された陰陽の神秘
明智光秀は、巫女の能力を通して、琵琶湖の女神のパワーを使って平和の時代を創ろうとしていたのかもしれません。
明智光秀は、琵琶湖の湖畔に坂本城を造り、そこの城主になったことからも、光秀は琵琶湖の女神に愛されていたのだと思います。
また明智光秀は水軍だったことから、水の神、琵琶湖の女神と深いご縁があったのでしょう。
最近、「本能寺の変の成功は水にあった」ことを、テレビでも言っていました。
昨年の旅でも、明智光秀のゆかりの場所を訪れることが多く、
その訪れた先では、水の女神のエネルギーを感じ、
平和の世界に向けて、明智光秀のエネルギーが動いているのを感じました。
ドラマも大詰めになり、明智光秀が平和の時代に現れるという生き物「麒麟」を呼ぶかどうか注目されています。
混乱している時代に、平和の象徴「麒麟」を呼ぶところは、現代とシンクロしています。
さて、明智光秀は麒麟を連れてくることができるのでしょうか。
最終回、どんな結末を迎えるのか楽しみですね♪