【麒麟がくる結末】生き延びた?明智光秀からのメッセージ
2021/02/14
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が2月7日で終わってしまいましたね。
私も、興味深く最終回を見届けました。
『必ず麒麟がくる世にしてみせる』という光秀の平和への想いと、混乱する現代の中で、平和を求めている私たちの想いとがシンクロし、私も魂が揺さぶられる感覚で観ていました。
『麒麟がくる』の細かいストーリーは別として、明智光秀の想いがよく現れたドラマだったな~と思います。
また平和を願う、庶民代表の駒の姿は自分自身と重なり感動しました。
ドラマの結末は、明智光秀が平和な世をつくるために、戦に暴走する織田信長を、本能寺の変で討ちます。
その後の山崎の戦いで、豊臣秀吉(羽柴秀吉)に敗れたというナレーションがあるも、光秀が生き延びたかのような希望を抱かせるものでした。
明智光秀が亡くなったか、生き延びたかは視聴者の想像にお任せということでしょうか。
私は明智光秀は生き延びたと思います。そして、本能寺の変の後も、麒麟を呼ぶために生きたのだと思います。
また、このドラマには、今の私たちに向けた重要な「スピリチュアルメッセージ」も隠されていました。
今回は、私が『麒麟がくる』から受け取ったメッセージを、「麒麟がいつ現れるか?」ということに絡めてお話します。
麒麟は何処にいるのか?誰が呼んで来るのか?
ドラマのタイトルにもなっている「麒麟」とは、古代の中国の神話に出てくる伝説上の霊獣です。
穏やかな世になった時に現れる霊獣とされています。
皆さんは、平和な世の中になると、麒麟がどこからやって来ると思いますか?
また、誰かが革命を起こし、麒麟を連れてくると思いますか?
私には、ドラマの結末を観て、その答えが分かった気がしました。
実は、麒麟は一人一人の心の中に宿っていると思います。
誰もが心の中に平和が宿っているということです。
しかし、多くの人は、自分の中の麒麟に目を向けずに、自分の外側に平和を求めています。
もっと幸せになりたい、もっと豊かになりたいと、外側に幸せと豊かさを求めて、さ迷っています。
そして、幸せと豊かさを手に入れる為に、争いを起こし、お互いに傷付けあっています。
これでは、いつになっても幸せになれませんし平和な世になりません。
麒麟を呼ぶということは、私たち一人一人が、自分の内側にいる麒麟がいることに気付くことです。
最後に光秀は「麒麟は、この明智十兵衛(光秀)が必ず呼んでみせる」と言っていましたが、その志を持つということが麒麟を呼ぶということだと思います。
誰かが世の中を変えてくれるわけでもなく、自分自身の力で幸せを引き寄せていくことが大切です。
またドラマの中で明智光秀が次のようなことも言っていました。
「自分の国が豊かであれば、戦を起こさない。豊かでないから他国を攻めようとする。だから、田畑を耕し、年貢を安くし、豊かな国をつくるのだ。」と言っていました。
まさに、これもドラマに隠されたスピリチュアルメッセージだと思います。
私たちは他の人と自分を比べ、不平不満を言ったり贅沢を求めています。
しかし、冷静に世界の情勢をみれば、戦争をしている国や飢えている国の国民と比べれば、日本人は平和で豊かです。
今、私たちが気付くべきことは、その自分たちの豊かさだと思います。
また、そういう意識に達すれば、心がより豊かになり、より自分の豊かさを感じると思います。
「足るを知る者は富む」という諺があります。
たとえ貧しい状況であっても、精神的に豊かであれば、幸せだということです。
あれこれと無いものねだりをしていても、きりがありません。
今こそ、私たちが一人一人が、自分が足りていることに気付き、精神性を高めて行くことが必要だと思います。
内側にある豊かさや平和に気付くことにより、誰もが平等に幸せになれます。
お金持ちや権力者が麒麟を連れてくるわけではなく、一人一人が内に宿る麒麟に気付くことです。
自分の心の中の麒麟に気付く人が、一人でも増えれば、増えるに従い、世の中が平和になっていくのでしょう。
私たちは未だにコロナ渦にいます。
コロナは、私たちに厳しい現実を与えましたが、見方を変えればコロナは悪いものだけとは言えません。
コロナによって、私たちは周りの人を思いやることの大切さや、新しい生活スタイルに気づきました。
厳しい状況の中でも、明るい方向へ意識を合わせれば、幸せが見えてくると言うことです。
大切なのは、明るい方向をみようとする志です。
それが明智光秀から、現代の私たちへのメッセージだと思います。
このコロナ渦の厳しい状況の中で放送されたドラマだからこそ、「麒麟がくる」を観て、明智光秀の想いに共鳴された人も多いのではないでしょうか。
大河ドラマ『麒麟がくる』は、とても感動するドラマでした。
やはり明智光秀という人は、時代を変える役目をもっていたのだと思います。
私的には明智光秀が生き延びて、徳川家康と共に平和な国をつくっていくというドラマの続編を観たいですね。
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また明智光秀のゆかりの地を訪れ、光秀の想いを感じたくなりました。
PS.福知山城や御霊神社も行きましたが、とても良い所でした。コロナが落ち着いたら、今度は山崎の戦いがあった場所や勝龍寺城にも行って、さらに明智光秀の想いを感じてみたいですね。