【京都舞鶴市最古の神社】保食神と五元神を祀る大川神社(龍宮の旅)
2023/11/11
今回は、丹後、丹波の龍宮の旅です。
テレビで城崎の龍宮城と言われる後ヶ島を紹介されていたので、温泉もかねて行ってみることにしました。
あいにく7/8、9の土日の天気は大荒れで、テレビでは日本海側は激しい雨の恐れがあるため、
道路冠水や河川の増水、土砂災害に警戒するよう言われていました。
なので大雨による自然災害に遭遇しないようにと、銀座の朝日稲荷神社の御朱印、御守を持って出かけました。
銀座の朝日稲荷神社参拝の記事はこちら↓
今回の旅は、龍宮城(後ヶ島)を眺め、城崎温泉でゆっくり湯めぐりをしようかと思っていたのですが、
まさかの海の御神事に飛び入り参加する不思議な流れとなりました。
丹波の後ヶ島(龍宮城)
龍宮城と言われている丹波の後ヶ島は、兵庫県の北部に位置する日和山海岸の沖約700mに浮かぶ小さな島です。
後ヶ島は、時間帯や気候条件により、
色んな顔を見せてくれるので、写真愛好家の人気スポットにもなっているそうです。
特に雲海に包まれた龍宮城(後ヶ島)は絶景です。
この雲海は、城崎温泉ちかくの円山川周辺から日本海に流れこんできたもので、気象条件が揃わないと
なかなか見ることができないそうですよ。
また地元に残る伝承では、後ヶ島は浦島太郎が玉手箱を開けた場所と言われています。
本当なのでしょうか?
浦島太郎の物語では、
浦島太郎は龍宮城の乙姫から「決して蓋を開けてはならない」と言われ玉手箱をお土産にもらいましたが、
浦島太郎は、乙姫に会いたくなり玉手箱を開けてしまいました。
すると箱の中から白い煙が箱の中からもくもくと出立ち、
浦島太郎は一瞬で老人になってしまったというお話でした。
しかし、その後の続きがあるそうで、
老人になってしまった浦島太郎は、永遠の命を授けられ、乙姫と再会でき、
二人は夫婦として結ばれ、末永く幸せに暮らしたという
パッピーエンドな逸話もあるそうです。
大川神社参拝
私たちは、とりあえず城崎温泉を目指しました。
向かう道中、道を間違え、ある神社に導かれました。
舞鶴まできたら、大川神社の大きな看板が見え、ちょっと寄ってみることにしました。
大川神社は、徹光山(標高200m)の東山麓に鎮座しています。
485年の創建で舞鶴市最古の神社だそうです。
この神社は、冠島(龍宮島)から左手に五穀の種、右手に養蚕の桑の種子を持った神(大川大明神)が、
金色の鮭に乗り由良川を上がってきて、
地元の漁師に自らを祀るように告げたことから
宮柱を立て奉祭するようになったのが始まりと伝えられています。
冠島は、京都府 舞鶴市 の 若狭湾 内に存在する島で常世島 (とこよじま)、 龍宮島 とも呼ばれています。
という事は、元々祀られていた大川大明神は龍宮城(常世)からやってきたのでしょうか?
大川神社も龍宮城と関係のある神社なんですね!
持統天皇の時代には、雨を降らすための 「祈雨の政」が行われていたそうです。
舞鶴にこんな凄い神社があったなんて、初めて知りました。
主神:保食神(生命主宰神)
相殿:五元神(天地宇宙創造統一支配神)
★句々廼馳神(木神)、軻遇突智神(火神)、埴山姫神(土神)、金山彦神(金神)、罔象女神(水神)
現在の主神は保食神になっています。
保食神は豊受大神と同一とされ、天女であるとも言われています。
私たちは、本殿をお参りしました。
社殿には5本の鈴緒がさがっていました。
社殿の彫刻も、とても繊細で素晴らしかったです。
また摂社の医祖神社には少彦名命(恵比寿)が祀られていました。
この神社は、古き良きエネルギーが残っていて、とてつもない宇宙エネルギーを感じました。
個性的な狛犬さんも素敵すぎます。
後ろ姿も宇宙を感じますね~♪
そして最後に御朱印を頂きました。
龍神たちが動き出したのか、
大川神社で、急に雨が降り出してきたので、急いで天女を祀る奈具神社へ行ってみることにしました。
つづく