明月院【あじさい寺】で紫陽花と月の世界(兎と天女)を楽しみました♪
前回の記事の続きです。
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五月下旬に北鎌倉にある明月院へ行ってきました。
明月院は紫陽花の名所として知られていて、『あじさい寺』ともいわれています。
ご本尊は、聖観世音菩薩さまです。
この日、鎌倉の十二所神社では拝殿のウサギの彫刻や、ランチで行った『俱利』というお店ではウサギの鎌倉彫と出会いました。
そして、ここ明月院も、月の使者であるウサギさんが沢山います。
昔から、お月さまにはウサギがいる言われています。
お月様とウサギは密接な関係がありますね。
明月院は、月のエネルギーととても関係してるお寺だと思います。
5月は拝観時間が16時までだった為、時間的に難しいかと思いましたが、タクシーの運転手の方のおかげで、渋滞も潜り抜け何とか間に合いました。
到着し、拝観口を通り中に入ってみると、紫陽花の時期には少し早く、まだ咲き始めでした。
しかし、寺院内は「紫陽花の咲き始め」ということで、土曜日でしたが比較的空いていて、ゆっくりと拝観出来ました。
咲いている紫陽花は少なかったですが、人もそんなに多くなく綺麗な紫陽花をしっかり楽しめましたよ。
見頃の6月だと、紫陽花も見にこられる方が多く混みあうようです。
入って左手には『月の広場』があります。
色んな種類の植物やお花が咲いていました。
その中にのウサギさん(オブジェ)が何匹いらっしゃいます。
さらに奥に進むと、生きたウサギが飼われているウサギ共和国『宇宙ステーション』がありました。
残念ながら、私たちが訪れた時は、時間が遅く『本日終了』の看板がでていて、ウサギさんはいなかったです。
[うさぎのオブジェ]
そして何故かウサギの宇宙ステーションに熊野神社の絵馬がありました。
月、うさぎ、熊野神社は何か関係がありそうですね。
宇宙ステーションにはキャプテン(船長)のネロとパイロットのユズの2匹のウサギがいます。
ネロとユズが、月まで連れて行ってくれるようです(笑)
宇宙ステーションのネロとユズ号の発射は満月の夜です。
発射してしまったのか、私たちは残念ながらお会いすることはできませんでした。
札のないウサギさんは他の星に行っているようです。
とても宇宙的で面白い不思議なお寺ですね。
明月院の境内の中にある茶屋『月笑軒』でも、置物やコーヒースプーンなどでウサギさんが使われていますし、売店には『あなたの体も小宇宙』と書かれた宇宙守りが売っています。
仏教の世界では、私たちの体は宇宙と同じだと言われています。太陽や月、地球が大宇宙であれば、人の体、心は小宇宇宙なのです。
こういった宇宙観は、とても素敵ですね。
明月院は宇宙、月ワールドが満載なので、紫陽花以外でも色々楽しめます。
そして更に上がり、有名な表参道の両脇には、紫陽花がいっぱい咲いています・・・・
私達が訪れた時は、まだ咲き始めだったので、6月ころには沢山咲いていると思います(笑)
探してみると、綺麗に咲いている紫陽花を見つけることができました。
紫陽花探しも楽しいものです♪
あじさいの石段を登りきり、本堂(方丈)に到着しお参りしました。
本堂の大棟の屋根には美しい天女が二人舞っています。
また本堂の前には枯山水があり、ここは仏教で世界の中心にある山、須弥山を表わしているようです。
そして本堂右側に、有名な明月を表わしている丸窓があります。
ここから丸窓を眺めていると、妙に心が落ち着きます。
この丸窓は、自分の心を映し出していて「悟りの窓」とも言われています。
また丸窓から奥庭園を望むことができます。
仏教では、円は空、風、火、地などの世界全体、宇宙などを表し、欠けがない、円満、完全、という意味があります。
まさに浄化、循環しているということです。
有名な丸窓は、紫陽花や紅葉の季節には、写真を撮るのに混みあい行列ができているそうです。
私達は、運よく並ばずにゆっくりと丸窓を眺めることができました。
丸窓の奥に見えているのは月の世界です。
月と繋がる、不思議な感覚がありました。
紅葉の時期だと、この丸窓のなかに奥庭の紅葉が入り、また違った美しい丸窓が楽しめるそうです。
紅葉の時期に訪れるのもいいですね。
丸窓からは時期によって季節の情緒が味わえるので、季節を変えて何度も訪れたいお寺です。
また明月院はとても美しい青色の『姫あじさい』が有名です。
この姫あじさいは、透明度のある青色が魅力的で『明月院ブルー』ともいわれています。
私達も、何とか美しい青色の『姫あじさい』を見ることができました。
境内には、約2500株の紫陽花があり、その9割が日本古来の品種、姫あじさいだそうです。
美しい紫陽花は本当に幻想的ですよね。
神秘性を感じるお花です。
紫陽花の花言葉をご存知ですか?
青い紫陽花の花言葉は、冷淡、無情、辛抱強い愛情などです。
ピンクの紫陽花の花言葉は、元気な女性、強い愛情などです。
白い紫陽花の花言葉は寛容です。
私が好きなのは白の紫陽花です。
そして、白い紫陽花を鑑賞している時、「寛容」と花言葉を思い出します。
社会には色々な考えの人がいます。その中で調和して生きて行くには、お互いの違いを認め合う寛容さが大切だと思います。
まったく考えの違う人を見て「そういう見方もあるんだ」と思ってみると、ムカッとした時の怒りも和らぎます。
ただ、あくまでもお互いの違いを認めるだけで、相手に合わせるのとは違います。
自分軸を持ちならが、相手の存在を認めることです。
それが出来ると、滞っているものが流れ出すのを感じます。
素晴らしい紫陽花の鑑賞をして、次に明月院の竹林へ行きました。
竹林へ行くと、ガラッと波動(磁場)が変わりました。
竹林には、『福源山』と記載された瓦が置かれていました。
こんなところに天女さんがいらっしゃいます。
笛を吹いている羽衣天女さんです。
空へ伸びている竹を見ていると、宇宙、月から竹を通してエネルギーが降りているのを感じました。
ここの竹林は宇宙と繋がる場所ですね。
しばらく、ここでもお月様と繋がってみました。
明月院の境内には、月の世界のウサギさんと天女さんが沢山いらっしゃいます。
境内を散策しながら、ウサギさん、天女さん探しをしてみるのも楽しいですね。
この日一日、私たちは、月の使者うさぎさんに導かれた旅だったようにも思います。
ご縁を頂きありがとうございました。
明月院
住所:神奈川県鎌倉市山之内189
TEL:0467-24-343
拝観料:300円。6月は500円。【6月と紅葉の時期は庭園特別拝観あり※別途500円必要】
拝観時間9:00~16:00(6月は8:30~17:00)