『建長寺とダンデライオン・チョコレート』幸せの青い鳥が教えてくれた事は?
2021/06/20
先日、建長寺をメインにいくつかの神社仏閣を回る予定で鎌倉を訪れました。
まずは、鎌倉駅近くのレストランで、モーニングを食べました。
すると、いきなりハプニングが起きました。
食後のコーヒーが出てきません!
確認しても、なかなか来ないので、しかたなくキャンセルしお店を出ました。
朝から何だか調子が可笑しいです。
「変だな~」と思いつつ、鎌倉駅西口まで歩いてきました。
すると、『ダンデライオン・チョコレート』というお洒落なカフェが目にとまりました。
私達は、そのカフェでお茶をし、気分を取り直しました。
『ダンデライオン・チョコレート』は、サンフランシスコで超人気のある、チョコレート専門店です。
ここの商品は、カカオ豆とケインシュガーのみを使用し、乳製品を使用していません。
カカオ豆の純粋な風味を味わえます。
またここでは、毎朝焼き立てのチョコレート・クロワッサンが食べられます。
店内もお洒落な感じです。
私はモーニングを済ませていたので、クロワッサンは注文しませんでしたが、店員さんお勧めの『カマクラホットチョコレート』を頼みました。
こちらは、鎌倉店オリジナルのホットチョコレートです。
鎌倉の枝村園で昔ながらの焙煎器で焙煎されていて、豊潤な香りのほうじ茶で香りづけされています。
ほうじ茶とチョコレート!!
意外な組み合わせですね。
甘すぎるのが苦手な方にお勧めです(^^♪
ホットチョコレートを頼むと、クッキーが一枚付いてきました。
また好きなだけマシュマロもいただけます( *´艸`)
マシュマロサービスも素敵ですね。
このマシュマロ、ふわふわでとっても美味しかったです。
コクのあるホットチョコレートにマシュマロは、とっても合います♪
シンプルでモダンな器もお洒落ですね。
この器は、徳島の大谷焼きとのコラボだそうです。
私たちは、ホットチョコレートでほっこり温まったあと、目的の建長寺に向かいました。
お問い合わせ :0467-53-8393
住所:神奈川県鎌倉市御成町12-32
建長寺と幸せの青い鳥
鎌倉駅からバスに乗り、建長寺の前で降りました。
建長寺は、鎌倉五山の第一位となる寺院です。
鎌倉観光で人気スポットなので、ご存知の方も多いと思います。
また建長寺の正式名称は、建長興国禅寺といい、座禅でも有名なお寺です。
けんちん汁(建長汁)の発祥地としても知られています。
拝観料は、大人一人500円です。
私達は、拝観料を支払い、総門から、境内に入り仏殿へ向かいました。
建長寺の総門は、京都の般舟三昧院から移築されたそうです。
また『巨福門』とも言われています。
仏殿へ向かう途中、巨大な柏槇(ビャクシン)の木がありました。
樹齢は約760年といわれています。
この柏槇の木は、創建当時から幾度もの火災を逃れてきた、大変貴重なものです。
深い歴史を感じさせられました。
柏槇の木を更に進むと、御本尊の地蔵菩薩が安置されている仏殿があります。
仏殿に入ると、高さや約2.4メートルの大きな地蔵菩薩さまがおられました。
とても存在感があり見ごたえがあります。
地蔵菩薩さまは。命を育む大地のパワーを秘めています。
私たちは、御本尊の地蔵菩薩さまの前で合掌し、お参りしました。
ふと感じたのですが、御本尊の地蔵菩薩さまのエネルギーと、先程見たビャクシンのエネルギーがとても似ていると思いました。
また天井に彩色された鳥の絵が描かれていましたが、すこし古く剥げかけていました。とても古いものなのでしょう。
仏殿にかなりの光が降りてきていました。
そして仏殿をでて、まっすぐ進むと次は法堂があります。
法堂には青い光が差し込んでいます。
法堂では千手観音菩薩を祀っています。
法堂の天井には雲龍図があります。
5本爪の龍が描かれています。
この五本爪の龍は、龍の中でも最も位が高いそうです。
ちなみに京都の建仁寺の法堂に描かれている双龍図も5本爪の龍です。
京都 建仁寺を訪れた時の記事はこちら↓
法堂とは、住職が仏教の教えである『法』を説く場所です。
龍は大自然のパワーを秘めており、雲を呼び雨を降らすことができます。
法堂の天井に龍が描かれるのは、『法堂で住職の説法を聞く人々に、法の雨を降り注ぎ、染み渡るように』という願いが込められているそうです。
まずは、自ら欲を手放すことが大切ですね。
欲を手放すことで、法の雨も染み渡ることでしょう。
【金色の立派な唐門】
法堂をでて、方丈(龍王殿)の建物の所で、『目の前のことできていますか』という言葉が目に入りました。
この言葉、とても意味深いメッセージですね・・・・
そして、私たちは、方丈(龍王殿)が気になり入ることにしました。
龍王殿の建物は、現在は座禅、法要で使用されているそうです。
龍王殿で合掌し、龍王さまにご挨拶をしました。
龍王殿の背後には、みごとな池泉庭園がありました。
昔は、今よりも大きな庭園で、池も『心』という形だったので『心字池』とも呼ばれていたそうです。
実はこの庭、池には不思議な伝説はあります。
この庭に、昔は霊松と呼ばれる大きな松があったそうです。
大覚禅師が庭に出ると、松の上から誰かが話しかけてくるので『あなたは誰ですか?』と尋ねると、『鶴岡八幡宮の神である』と答えが返ってきたそうです。
ここは、別次元で鶴岡八幡宮と繋がっているのかもしれませんね。
また、長谷の駕籠かきが、江ノ島の帰りに湘南の海から建長寺の方丈まで乗せて運んだ、ずぶ濡れの女性は、建長寺の方丈の池の主(龍神)だったという龍神伝説も残っています。方丈の池の龍神は、安房国に行って帰ってきたそうです。
この庭園は、霊的な庭で別次元と繋がる場所だと思います。
私たちは、しばらく庭園を眺めていました。
庭園の池に青い鳥がいます。
この青い鳥・・とても気になります(笑)
ずっと、私たちの目の前にいて飛び立とうとしません。
最近、青のメッセージが良く来ます。
この青い鳥はメッセンジャー?
青い鳥は幸せを運んできてくれるといいます。
でも実際には青い鳥はいません。
青い鳥が、青く見えるのは色素ではなく、光の反射により鮮やかな青に見えるそうです。
鳥の羽に光が当たり、光の屈折により青が生じるのです。
光の波長を散乱させることで青に見える・・・・
ということは、この庭園にかなりの光が降りているということですね♪
光り輝いている青い鳥をみると、ハッピーな気分になりました。
そうか・・・
だから『幸せの青い鳥』というのでしょうか(笑)
そして、先ほどの『目の前のことできていますか』というメッセージが『青い鳥』とシンクロしました。
庭園を眺めながら、私なりにとても考えさせられました。
確か、幸せの青い鳥のお話は、「幸せは遠くにあるものではなく、幸せは目の前にあった」と気付くストーリーでした。
チルチルとミチルは、魔女に頼まれ『幸せの青い鳥』を探しに旅に出ます。
色々な出来事があり、結局『幸せの青い鳥』は見つけられず旅は終わりました。
旅から帰った後のある朝のことです。
二人が昔から飼っていた鳥が青い鳥に変わっていたのです。
やはり、幸せとは遠くにあるものではなく、目の前にあるということなのでしょう。
幸せとは、そこに気づくか気づかないかの意識の違いだと思います。
建長寺の庭園で、青い鳥、自然、そよ風を感じていると、不思議と心が落ち着きました。
朝からの不調和がリセットされ、とてもリフレッシュできました。
庭園の後、さらに奥に進むこともできますが、私たちはここまでにし建長寺を後にしました。
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内8
建長寺の四方鎮守の一つ第六天社
朝から第六天魔王さまのメッセージがきていました。
建長寺のすぐ近くに、建長寺を守るために建てられた、第六天社があります。
第六天社は建長寺の四方鎮守の一つです。
祀っている第六天魔王は、欲界では最高位にあたり、他者の快楽を己の快楽とすることができるそうです。
人間の望みを叶えたり、快楽を与えることで人間をダメにするから魔王と呼ばれているそうです。
三次元的には、お願いごとを叶えてくださるのに、魔王と呼ぶなんてと思ってしまいますが(笑)
高次元意識で見てみると、簡単に願いを叶えることは、良いことではありません。
何の気付きもなく、願望を実現してしまえば人間的成長を妨げてしまいます。
困っている人を助けるときもそうです。
善意でやっているつもりが、かえって、その人にはマイナスになってしまう場合があります。
目の前で起こっている出来事は、その人にとって良いことも、悪いことも全て学びの為に起こっています。
他人が、その人の学びをとってはいけません。
試練を乗り越えるため、気付きを与えてあげることは大切ですが、その人の学びの為に全て起きている出来事なので、最後は本人が自力で乗り越えなくてはいけないのです。
そうすることで魂の波動が上がります。
魔王というと、恐ろしくて、泣く子も黙ってしまうイメージがありますが、私には、魔王の怒り=悲しみ、哀愁を感じます。
私たちの為に、魔王という仮面をかぶって、悪役を演じてくれているような気がします。
魔王さまは、甘い誘惑にのってしまう私たちを見て悲しんでおられます。
鞍馬の魔王の役目の記事はこちら↓
五月満月祭~金星から鞍馬山に降り立ったサナートクマラの役目とは?~
建長寺の『青い鳥』の話に戻りますが、幸せの青い鳥を探すよう頼んだ魔女は、もしかすると第六天魔王さまかもしれませんね。
チルチル・ミチルに真の幸福に気づいてほしく、二人を試したのでしょう。
第六天魔王さまは、『本当の幸せは、手の届く目の前の現実にある』ということ私たちに伝えています。
現実を見ず、理想ばかり追い求めていては、永遠に幸せは訪れません。
私たちは第六天社にも行ってみましたが、門のところにおられた男性の方がここから先は入れないよと教えてくれました。
10年ほど前に、ご本尊が盗まれ、未だに戻ってきていないそうです。
そういう経緯もあり、中には入れませんでした。
私達は、第六天社の門の前で合唱をし、次に閻魔大王に会いに行くことにしました。
つづく