虐待事件も因果応報なの?因果応報をスピリチュアル的に考える。
2019/03/10
新しい世界へ向かう貴方へ
Mariです。
因果応報について何人かの方に質問されたので、私の知っていること、感じていることをお話します。
地球には因果応報という宇宙の法則が働いています。
スピリチュアルに興味のある方であれば、一度は耳にしたことがあると思います。
因果応報とは、全てのことには因果関係があり、過去世も含めて、自分が出したエネルギーは、必ず自分に返ってくるということです。
今回は、その中でも過去世でしてしまった行いについてのお話します。
少し厳しいお話も入りますので、そのことを前提にお読みください。
幼い子供の虐待も因果応報なの?
親が自分の幼い子供を虐待し死亡させるニュースが流れました。
物凄く悲しい出来事です。亡くなった幼い子供の気持ちを考えると、胸が締め付けられる思いがします。
しかし、宇宙の法則でから見れば、これも因果応報です。
分かりやすくするために、少し極端な例え話をします。
前世で自分の欲望を満たすために多くの殺人を犯した極悪犯罪者の男がいたとします。
自分の家族やその他無関係の人の命まで奪ってしまいました。
この男は事件を起こした後も反省することもなく「世の中が悪い!!」と言い続け、刑務所で亡くなりました。
死後、神さまの前に立った時に、はじめて「償い切れない酷いことをした」と気付きました。
そして、生まれ変わりを決意し、次の人生の計画を立てる時に、逆に酷いことをされる体験をして、自分が犯したことを償い、カルマを解消することを考えました。
幼児虐待事件の話に戻ります。
もし仮に、この男性が生まれ変わり、幼児虐待を受けて亡くなったとしたら、どうでしょうか?
事件自体は悲しい出来事であり、出来れば起きない方が良いことです。それは変わりはありません。しかし、一概にこの男が悪いとも言えません。
虐待事件にも色々な学びが隠されているということです。
また、この男性は自分のカルマを消すだけでなく、虐待について、親にも世間の人にも考えらせる徳を積むことにもなります。
あくまでもシンプルな因果関係のお話をしました。
全てが、これに当てはまる訳ではありません。
実際は因果関係はもっと複雑だと宇宙から聞かされていますが、世間に起こることを表面だけで判別できません。
その陰に隠されている問題に気付くことに、スピリチュアルを勉強する意味があるのだと思います。
悲惨な事件を起こさないために出来ることは?
しかし、「カルマ解消だからと言って、何もできないか?」と言えば違います。できることがあります。
虐待の事件であれば、親がどこかで改心し、行動を変えれば事件は起きないかも知れません。
親が思考を改め、心の波動を清めることです。
また、まわりの人も「あの親子、何かおかしいな、もしかして虐待?」と少しでも感じたら、他人事にしないで、積極的に問題解決にあたることも出来ます。
それぞれにできることがあるということです。
自らの考えを改めることで、心の波動を清めれば、因果関係を解消する波動が巡って来ても、清まりの波動の中で効力を発揮することなく消えます。
これも宇宙の法則です。
また、虐待のニュースを聞く第三者としてもできることがあります。
私たちには集合意識というものがあります。つまり、意識的には全体が繋がっていることになります。
そして、地上にて自分が見るものは、すべて内側の投影だとも言われています。
なので、多くの人が内なる心の波動を清めることで、集合意識の波動も清まり、世の中で起きる出来事も変わって来ます。
悲惨な事件を見たら、耳にしたら…
「悲惨な事件を見たら、耳にしたら、何をすべきでしょうか?」
関係者であれば、具体的に自分がすべきことを探して、実際の行動とすることですね。
関係のない第三者であれば、心を洗い、心の波動を清めることです。悲惨な事件と関係がなくても、日々、自分に起こる出来事を通して、心の波動を清めることです。
他人に怒りを感じたり、憎んだり、嫉妬したり、イライラしたり、せかせかしたりしていれば、それを改めることです。
また、自分ファーストの考えを起こし、欲望を満たす方向へ進んでいたら、それに気付き、自らの行動を改めることです。
そして、「全体のために自分は何ができるのか?」と考えてみたり、「自然を愛する気持ちを確認してみたり」と全体の一部の貴方としてできることを思ってみることですね。
一人一人が心の波動を清めることが大切です。
悪いところだけを切って取るという考えではなく、一人一人が全体のことを考えることが重要です。例え話として、癌になったら、手術で悪いところを切って取れば良いという話ではありません。
悪いところだけ切って取るのではなく、自分の生活習慣の悪かったところなどの気付き、それを修正することも求められます。根本的な原因を解決しないと、また転移したり、病気を繰り返してしまいます。
表面の出来事への対策と、出来事の根本に隠された問題の両方を解決することで、本当の幸せに向かうと思います。
全ての人の心の波動が清まり、そして、全ての人が和合することが出来れば、地球はユートピアとなるのでしょう。
しかし、それまでには、また多くの時間が必要なのだと思います。
私たちが出来ることは、心の改善の紙一枚を積み重ねることです。「紙一枚」は「神一枚」です。神を積み重ねることです。
道を歩いていて、目の前にゴミが落ちていたら、拾ってゴミ箱にいれることです。「なんで他人が落としたゴミを拾わないといけないの?」と考えているうちは、世の中は良くなりませんね。
神として、自分にできる小さなことを1つ1つ行動に移していくことが、地球ユートピアを創ることに繋がります。
スピリチュアルの世界では、ユートピアのことを「弥勒の世(369の世)」とも呼んだりします。
弥勒の世の誕生は、まだ先になりますが、必ず来ると思います。
それには、一人一人が心を洗い、心の波動を高めることです。
因果応報は怖いことでも、悪いことでもありません。各自が心の闇を消し、輝く魂を自分のものするために、宇宙から与えられたものですね。