【但馬国】粟鹿神社と地かため地蔵、お地蔵さんからもらった幸運を招く柿
2023/12/18
前回の記事の続きです。↓
【2度目の城崎温泉&但馬の旅】龍宮城からダブルレインボー、吉兆のサイン
但馬で最初に向かったのは、粟鹿神社 (あわがじんじゃ)です。
粟鹿神社は、朝来市 山東町粟鹿に鎮座しています。
粟鹿神社 は2000年以上の歴史があり、但馬国最古の神社、一の宮ともいわれています。
ご祭神は、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)、日子坐王(ひこいますのみこ)、阿米美佐利命 (あめみきりのみこと)です。
ここには龍神さまがおられるのか、神社に到着すると、ポツポツと雨が降り出してきました。
粟鹿神社は、昔から神徳の高い神社として朝廷の尊崇が厚く、
国家の大難に際して四度の勅使が派遣されました。
そのご加護を得られたことを記念し、約600年前に勅使門が建てられたそうです。
これが、その勅使門です。
通常は年2回の大祭以外は開かれることはなく、地元では「開かずの門」と呼ばれているそうです。
この左右に彫られた2羽の鳳凰、名作ゆえに夜な夜な門を飛び出し、人を驚かせていたと言われています。
鳳凰の鳴き声がうるさく、苦情がきて1羽の首を切り落とすと、それ以後は鳴かなくなったそうです。
随神門をくぐり本殿をお参りしました。
<御朱印>
神社の近くには粟鹿山があり
但馬五社(絹巻神社・出石神社・小田井神社・養父神社・粟鹿神社)の神々が粟鹿山に集まり、
力を合わせて瀬戸の津居山を切りひらき、
その泥水を日本海に流し出して
但馬国をつくったとという伝承があります。
その際、乾ききらない但馬の土地を眺め、大きな梵字を書き、
その要所の六十六ヶ所に地がため地蔵としてお地蔵さんを祀りました。
但馬国はお地蔵さんと深い関係があったんですね。
また、但馬国はこの粟鹿山から始まったようです。
ここは、但馬にとって、とても重要な地。
私たちは、但馬国のお地蔵さんに引き寄せられるかのように
近くの『地かため地蔵』に行ってみることにしました。
こちら但馬地蔵巡礼六十六ケ所の40番目の札所になるそうです。
階段を上がってみると、お地蔵さんがおられました。
私たちが、お地蔵さんを拝んでいると、階段の下からおじさんが声をかけてきました。
どうやら地元の方のようで、こちらのお地蔵さんのことを色々教えてくださいました。
奥から2つ目のお地蔵さんは、もとは粟鹿山の何処にいらっしゃったお地蔵さんなのかとか、
親切に色々説明して下さり、最後には、美味しい柿をあげようと3個下さいました(^^♪
この方は子供の頃から、こちらのお地蔵さまを守っておられる方のようですね。
柿は熟していて、とても甘く美味しかったです。
柿は、幸運をもたらしてくれるスピリチュアルフードで開運パワーがあります。
粟鹿神社の御祭神の日子坐王も、柿がお好きだったようですよ。
初めて但馬に来た時にご縁を頂いた絹巻では香住鶴を、粟鹿では柿を頂き、私たちは歓迎してくれた但馬の神さまに感謝しました。
絹巻神社、気比の浜の記事はこちら↓
【兵庫県豊岡市】絹巻神社の海開きの御神事、龍宮城の女神と繋がる
おじさんと話していると、但馬国の神さまと話しているような感覚に陥り、
私たちは、まだ参拝できていない出石神社・小田井神社・養父神社にも行ってみることにしました。
出石神社・小田井神社・養父神社の3社を参拝すれば但馬5社をお参りしたことになります。
私たちは、お地蔵さんの所で出会ったおじさんにお礼を言い、お腹が空いたので、
予約しておいた『古民家 旬菜カフェ 玉手箱』へ向かいました。
つづく