飯能の岩井堂観音【浅草観音の故郷を訪ねた旅】
2019/05/17
前回の記事の続きです。
(2019 桜) 小河内神社、奥多摩の自然を感じる聖地巡礼の旅
奥多摩・秩父の聖地巡りの締めくくりとして訪れたのは、飯能市にある岩井堂観音です。
岩井堂観音は、飯能駅から南東に3Kmのあたり、飯能市と青梅市の境界付近にあります。
ご本尊は聖観音さまです。
岩井堂観音は「浅草寺観音発祥の地」です。
浅草寺と岩井堂観音はとても密接な関係があるそうです。
伝承では、およそ1400年前、岩井堂観音にあった観音像が嵐により成木川に転落し、成木川→入間川→荒川→隅田川へ流されて、漁師の網で海上げされた観音像が浅草寺に祀られました。
なんとびっくりです。
浅草の観音様は、この岩井堂観音の成木川から、先程行った長瀞ライン下りの荒川を通り、隅田川まで流されました。
浅草の聖観音様は、昔はこの岩井堂観音に祀られていたのですね。
何となく行ってみた長瀞のライン下りですが、浅草の観音様が流れたというラインを偶然巡っていました。
私達が、岩井堂観音に到着すると空には黒い雲がすごい勢いで現れました。
2頭の黒龍でしょうか?
最近、聖地にいくと、黒龍さんがよく現れてくれます。。
龍たちは、その地のエネルギーを得て、パワーアップしていきます。
黒龍さんの導きで、道に面した長い階段を降りみると、成木川が見えてきました。
この成木川をたどっていくと、荒川、隅田川へと繋がります。
この木もまたぎ、整備されていない狭い道を歩きます(笑)
少し進み見上げてみると巨岩の上に岩井観音堂が建っていました。
私達は、岩井堂観音の本堂を目指し、崖岩の階段を上っていきました
足を滑らすと、成木川に落ちてしまいそうな、ちょっと怖い道です。
この看板があちこちにあると、さすがに注意して登りますね(;'∀')
足場の悪い道を慎重に歩き、本堂の前に到着しました。
お堂の中祀られている、現在の岩井堂観音像は、浅草寺末寺一番寺、善龍院より奉還された聖観音様です。、
本堂をお参りし、そして一旦岩の下に降り、今度は岩の反対側へ行ってみました。
こちらは、神社のようです。
ご神体のこの巨石は凄い光のパワーを放っています。
さっきまで、少し曇っていた空も、太陽が現れ巨石を照らし始めました。
岩を見ていると、2頭の龍が螺旋状に絡み合っているのが見えました。
また、岩の横には左右対称になる形で2社あります。
この巨石も陰陽の磐座のようで、2頭の龍が宿っているのを感じました。
磐座の横の階段を歩いていくと、さっきのお堂に辿り着けます。
表と裏でこちらも陰陽ですね。
陰陽のエネルギーを受け取り、帰路につきました。
帰りの空は、先程の黒い雲も消え、穏やかな空に変わっていました。
帰る途中、インスピレーションが降りてきました。
岩井=181、岩井堂観音の磐座は陰陽を意味し光の磐座だということです。
私の中で、大阪の獅子窟寺とも繋がりました。
帰りに、小腹が空いたので、池袋のラーメン屋『大勝軒』に寄ることにしました。
『大勝軒』は、元祖つけ麺で有名な老舗ラーメン店です。
お店に着いてから知りましたが、最近、池袋で起きた高齢者による自動車の暴走事故が起きたのは、大勝軒本店のちょうど目の前の交差点でした。
お店の前の道に、献花台が設置されていました。
食事後、私たちは献花台へ手を合わせに行きました。
そこには多くの方の想いが残っていて、手を合わせ黙とうすると涙が流れ止まらなくなりました。
お亡くなりになられた方の、ご冥福を心からお祈りいたします。
このような悲惨な事故がもう二度と起きないよう、お祈りいたしましたが
ここ最近、同じようなケースの事故が何度も起きています。
同じようなことが、度々起きるという事は、私たちに向けてのメッセージでもあります。
今回、奥多摩、秩父の旅の最後に池袋の事故現場にきたことは、とても深い学びが隠されてると思いました。